にきびって何?
にきびとよく言うけれど、にきびは「皮膚の炎症」であり「尋常性座瘡(じんじょうせいざそう)」という病名があるのです。
にきびを知る前にまず皮膚のことについておさらいをしましょう。
にきびができるしくみ
まず皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成っています。
表皮
一番外側から順番に「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層で出来ています。
この4層は 「基底細胞→有棘細胞→顆粒細胞→角質」の順番で約28日周期で新しい組織に生まれ変わります。
この肌の再生機能のことを「ターンオーバー」と呼びます。厚さは約0.2mm程度です。
真皮
主にコラーゲンとフィブリンから作られている真皮は、肌の弾力性を保つ役割をしています。
この真皮には「毛包」や「皮脂腺」また「汗腺」など重要な器官が多く存在し肌の健康を保ってくれています。そのためにきびとの関わりも大変大きくなってきます。厚さは約2mm程度です。
皮下組織
皮膚の最も底に位置しています。この層は主に脂肪から出来ており、身体の体温を保つ役割や、外部からの衝撃を和らげる役割をしています。
別名「脂肪層」とも呼ばれています。厚さは約4・9mm程度です。
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にきびの種類
毛穴の炎症の状態でにきびの種類は主に4つに分けられます。
白にきび
にきびの初期の段階です。毛穴の中に角質や皮脂が詰まった状態。見た目、表面がポツポツと盛り上がって先端は黄白色です。
★まだアクネ菌が繁殖する前です。アクネ菌が繁殖し炎症が進むと赤にきびになってしまいます。
黒にきび白にきびと同じく角質や皮脂が詰まった状態ですが、この黒にきびの場合、毛穴の中ではなく毛穴が開き、その毛穴の先端で皮脂と角質が混ざり酸化して、見た目、ポツポツと黒く見える状態。
★この黒にきびを無理に取ろうとすると、皮膚を傷つけ炎症がさらに進む恐れがあります。またにきび跡になる恐れもありますので、どうしても気になる方は皮膚科などの専門医に相談しましょう。
赤にきび
皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まって、中でアクネ菌が繁殖し、炎症が起きた状態です。触ると痛みがあります。皮脂の過剰分泌の他にも紫外線にあたったり、皮脂が酸化することでも赤にきびになります。
★アクネ菌は皮膚に常在する菌です。この赤にきびの段階までくるとにきび跡が残りやすくなるのでこの段階になる前にケアするようにしましょう。また、赤にきびになってしまったら早目に皮膚科などの専門医に相談しましょう。
黄にきび にきびの最終段階です。アクネ菌がさらに繁殖し、赤にきびから炎症が悪化した状態です。膿を持ったにきびになります。スポンサード リンク
トリキュラーで にきび治療?
低用量ピルにトリキュラー がありますが、これを避妊のためではなくにきび治療もしくは予防のために摂取する人がいるようです。
では実際トリキュラー はにきびに効果はあるのでしょうか?
実際は人によって向き不向きがあり、また薬との相性もあるようですから一概には言えません。
ただトリキュラー 摂取によってにきびがなくなったり多少改善する人もいれば、まったく効果もなく副作用に苦しんで終わるひともいれば何も変化が起こらないひとなどそれぞれのようです。
これはピルの種類によって成分が違うこと、作用・副作用は個人または体調、年齢によって変わることが原因です。
ある程度の期間(三ヵ月程度)試してみてあまり効果がない場合や、副作用が激しい場合は体質的に合わないのでやめたほうがよいでしょう。
どうしてもピルに頼りたい場合はトリキュラーだけでなく他の低用量ピルも試してみるのも良いでしょう。いずれにしてもこういったことに前向きな病院主治医に良く相談することが肝要といえます。
にきびに効果のある温泉は?
よく温泉がにきびに良いと聞きますが、具体的にどんな温泉が効果があるでしょうか?
それはずばり硫黄泉です。
硫黄泉には強い殺菌作用があると同時に、肌の表面を柔軟にすることができて汚れやアクネ菌などを殺菌し新陳代謝を活発にする効果があります。
自然に角質などを取り去るので負担や刺激がすくなく非常にトータルでにきび治療に貢献してくれます。
ちなみに、硫黄泉として有名なのは。
- 野沢温泉
- 黒川温泉
- 玉川温泉
- 白骨温泉
- 縄張温泉
- 土湯温泉
- 銀山温泉
などです。その他にも月岡温泉や湯瀬温泉なども有名ですね。
この硫黄泉は鼻につく硫黄の独特のにおいが特徴で白濁の湯です。
にきびや皮膚病の他にもリュウマチや関節痛にも効果があるといわれています。
最近では硫黄泉の入浴剤も売ってるので自宅で試してみるのも良いですね。有名な商品としてハップというものや湯の素というのも有名です。
にきび用ファンデーションはどれがいいの?
にきびを隠すためにファンデーションを使うのはちょっと気がひけますが現実にはそんな時もありますよね。
でもどうせファンデーションで隠すならにきび専用のファンデーションを選びたいものです。
にきび用ファンデーションを選ぶコツは、カバー力だけでなく同時にスキンケアもおこなえてかゆみなどの症状が起きないものがよいでしょう。
口コミ等で有名なのは、エテュセのフラットデザインリキッド、アユーラ、アベンヌ、エヌプロダクツ、オルビスなどが評判です。
基本はオイルフリーでビタミンなどを含んでいて同時にスキンケアされるもんが良いです。
あとは値段の問題ですが・・・。
ただ値段が高くても自分の肌との相性はどうしてもあるので、できればサンプルで試してから本格的に使用したほうがよいでしょう。
しかしあまりにファンデーションに依存して普段のお手入れがおろそかになっているとどんどんにきびだけでなく肌環境が悪くなってしまうので、基本は生活習慣とやさしいスキンケアで対応したいものです。